2015.04.17
台湾スタディーツアーを終えて~台湾学生と交流をして感じたこと~ [学生からの声]
私が、このスタディーツアー(3月5日~11日)に参加したのは海外に行ってみたかったからという単純な理由だった。先生が通訳してくれるだろうし、ジェスチャーである程度は会話も何とかなるだろうと思っていたが、それは台湾について学生たちと交流した時に、安易に考えすぎていたと実感した。
言葉が話せない私は、相手にうまく気持ちを伝えることができなかったし、相手から何を言われているのかもわからない。英語でなんとか話してみたが、台湾人も英語が完全にわかるわけではなかった。先生がいるからなんとかなると、そこの言語を勉強することを怠っていたことを後悔した。修平大学の学生は、日本語応用学科に通っているだけあって日本語が上手だった。日本語で話せることに安心はしたが、とても申し訳ない気持ちになった。現地の人たちに合わせてもらっている自分が悔しかった。だが、言葉が通じなくても笑顔を見ればみんなで笑いあえるということを知った。巻堂君が歌っていた歌詞に、「世界の共通言語は笑顔だと思う」というのがあったが、確かにそうかもしれないと感じた。だが、やはりその国の言語は覚えてくるべきだと実感したし、仮に海外に行かなくても日本に来た外国人たちに声かけられた時に対応できるようにすべきだと感じた。
台湾で一番びっくりしたことは、店員も道歩いている人も台湾人の多くは日本人に優しいということだ。店員の人は試食を勧めてくれたり、商品を1個おまけしてくれたり、何よりある程度の日本語を話せる人が多かった。日本のアニメやゲーム、家電製品が台湾でも浸透しているところを見て、親日国なのだと実感した。フリーハグイベントでは、日本でやったら「あの人たちに何やっているんだ?」と冷たい反応をすると思うが、台湾の人は自然に握手やハグをしてくれた。おまけに、差し入れをくれた人もいた。歴史的に日本と台湾の仲がいいとは言え、現代の人の意識にも反映されていることにとても驚いた。
私は、このスタディーツアーで多くの台湾の友達ができた。現在もLINEで連絡を取り合っている。来年のスタディーツアーにも参加したいと思う。そして、また彼ら彼女らに会えることを楽しみにしている。その時は、台湾語でしっかり気持ちを伝えたい。感謝の気持ちの大切さを教えてくれてありがとうと。そして、これからも共に言語や文化を教え学びあおうと。
(経営学部 市野 雄大)